事業報告 障害児施設部会
1.2010年度部会開催内容
第1回 4月21日 場所 大阪市社会福祉研修センター 参加人数 12名
新年度自己紹介
2010年度事業計画案の検討・承認 テーマ等の確認 実行委員会役割
分担決定
第2回 5月19日 場所 大阪市こども相談センター 参加人数 21名
大阪市虐待マニュアルの報告
「大阪市こども相談センターからみる障害児をとりまく状況」のミニ講演、
新こどもセンター(森之宮)の見学(一時保護所)
要点―21年度虐待相談が1500件、一時保護所は常に定員いっぱいなど今の状況を話しされました。
第3回 5月27日 場所 大阪市社会福祉研修・情報センター 参加人数 12名
総会後、虐待について書く施設間で検討
第4回 7月21日 場所 大阪市社会福祉研修センター 参加人数 11名
「自立支援法の動向」南大阪療育園 伊藤氏より、
第5回 9月15日 場所 大阪市社会福祉研修・情報センター 参加人数 19名
「こどもたちへの支援に関わって今大切にしていること」を各施設の実践報告をもとに デイスカッション。
報告施設 あさしお・ゆうなぎ園、中津学園、
第6回 11月7日 場所すみれ愛育館施設見学 参加人数 13名
施設長よりこの間の施設での虐待、行動制限などの改善の現状の報告を受けた。
職員の実践力の強化、第三者による虐待防止委員会の毎月開催など、その防止に向けて努力を行ってきた経過等を話された。
第7回 1月19日 場所大阪市社会福祉研修・情報センター 参加人数 11名
「各施設の現状」を入所施設と通園施設にわかれてデイスカッション
各施設の現状が報告され入所・通所にわかれ、デイスカッション。
課題をもっと共有できたらという意見が多かった。
第8回 3月10日 場所 大阪市社会福祉研修・情報センター 参加人数 15名
2010年度まとめと自立支援法の動向
部会は原則 月の第3水曜日午前
次年度施設見学はあさしお・ゆうなぎ園
障施協実践学習は3月17日 報告はすみれ愛育館。
2.障害児施設部会内容まとめ
部会は定例(計8回)どおり開催できましたが、施設見学は当該施設の事情により中止となりました。部会内容は、大阪市からの報告、各施設からの報告、自立支援法の国の動向等を織り交ぜ開催しました。
各施設からの報告では新型インフルエンザにかかわっての発言が多数ありました。
登園率70㌫、・60数名が罹患、そのため学校とのやり取りが大変で、職員が罹患しても入所施設では休園はできない、・通園では収入が減り財政の厳しさなどもあわせて話された。
大阪市からの報告は
虐待マニュルを各施設へ報告 行動制限時は親の確認署名の必要性など
看護士・心理士が新たな加算の対象に
新型インフルエンザの予防接種も大阪市の措置児童に限って国の負担に
などが報告された。
自立支援法の動向では計2回行いました。1回目(7月)は、3年後のみなおしのなかで、入所施設への障害の種別(知的・身体)を超えた障がい児受入などの検討は課題等が浮き彫りになりました。2回目(1月)は政権が交代したなかで、自立支援法を廃止し、「障害者総合福祉法」の制定を掲げたが、その問題点も含め情報提供されました。現政権が、現場の状況を本当に実りあるものとしていかせるか、話を聞く中では疑問も生じる内容でした。
「当事者の話を聞こう」では、利用者が就労と生活の場の自立の両立に向け、ゆくゆくは一人暮らしをしたい抱負を語られた。
他利用者の家族からの報告は、不登校状態のこどもに支援学校担任の先生が定期訪問し関係を構築し、さらに障害児等療育支援事業もかかわり、施設入所することにより、学校へも元気に行きだした経過が話されました。